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2008年07月10日

混浴の秘湯・湯岐山荘

混浴の秘湯・湯岐山荘
(クリックで拡大)

温泉好き、というよりも、山屋の心をくすぐる温泉宿です。なんたって名称が湯岐山荘(ゆじまたさんそう)ですから(笑)

なんだか、ものすごく懐かしい・・・・その理由がどうも判然としないのだけれど・・・この懐かしさは、なんなのだろう。子どもの頃、初めて連れて行かれた山麓の山小屋とか、新潟魚之川の河畔の古い釣り宿とか、ああ、そういえばカヌーキャンプの天国のような場所・・・奥銀山キャンプ場を擁する小白沢ヒュッテにも似ているし・・・建物に入る前に、ぼーっと突っ立ったまま、そんなことを考えてしまった。

奥銀山キャンプ場は、豊かなブナの森の中にある最高に気持ちのいいキャンプ場のひとつ。風が吹けば木漏れ日がきらきら揺れて、何もしないことが、こんなにも気持ちのいいことだったかと思わせてくれます。カヌーもできるし、下の只見川では釣り三昧も。もちろん尾瀬や平ケ岳の登山基地としても最適。トウゼン直火で焚き火も可能。ソロテント1張¥1,000円。そしてオートキャンプができない、というのもポイント高し。いつ行っても空いている天国のようなキャンプ場です。バックパッキングでのファミリーキャンプにも、ここならオススメです。
奥銀山キャンプ場(小白沢ヒュッテ)HP



じりじりと照りつける日差しの下、汗が流れる。しかし、一歩日陰に入れば風がひやりと涼しいのはありがたい。あとわずかで、けたたましいセミ声がこのあたりいっぱいに満ちるのだろう。

ここは福島県の東白川郡。十重二十重に山並み連なる故郷のような場所。風がふくたび、濃い緑の匂いがむんと香る。遠くに聞こえる蜂の羽音に、あくびを誘われるほどの長閑(のどか)さ。高山などに行かずとも、こうした豊かな自然はどこにでもある。かえって、こうした場所のほうが人も少なく、自然を堪能するには好都合だったりする。

このことはキャンプ場選びにも当てはまることで、だからへそ曲がりの僕などは、ブログを巡回して誰もが記事にしない場所を探し回っている。もちろんガイドブックも読むが、それは掲載されていないキャンプ場を確認するためなのだから自分でも笑える。

さて、湯岐山荘は新湯岐温泉のエリアに位置する。多くの地図では新湯岐温泉という表記ではなく“三つ又温泉”とされているのも、正体を隠しているようでワクワクさせてくれる一要因。この近くには“塩沢グリーンビレッジ”のような高規格・温泉キャンプ場である「湯遊ランドはなわ」がある。しかし、こうしたありのままの自然の中で過すのであれば、付近にひっそりと存在する低規格型のオート不可な自然タップリのキャンプ場で過すべきだ。そして温泉は、この湯岐山荘。

付近には当然ながら温泉宿が数多くある。その中でも湯岐山荘は広々とした気持ちよさと混雑とは無縁の秘湯感があってとても気に入っている。道路から山に入るわき道の先にあり、豊かな森に囲まれた別天地。見えるのは山ばかりというロケーションも気に入っている。そのたたずまいは、まさに山荘、あるいは別荘といってもいいのではないか。とにかくのびやかで気持ちいい姿。

混浴の秘湯・湯岐山荘混浴の秘湯・湯岐山荘
「干泥の湯1号泉」という独自の源泉を持ち、湯船は3つ。男湯と女湯、そして男女入替制の大露天風呂。混浴となるのは男の入浴時間。混浴は以前記事にしたように、若い女性たちに囲まれて以来、入るのは気が引けてしまいますが、ここの露天は、あのときのようなうら若き女性の姿もほとんどなくて、安心して入っていられる。これも高ポイント。

もしも女の子が入ってきたとしても、優に数十人がのんびりと湯を楽しめる広々湯船だから、無視してもいられるだろう。福島県の塙ふれあいの森キャンプ場や、あるいは尾瀬方面で遊んだら、ちょっと車を走らせて秘湯ムード楽しめるこの湯をぜひご堪能いただきたい。無色透明ながら、つるつる感は気持ちがいい。誰にも教えたくない温泉です。

◆新湯岐温泉「湯岐山荘」(白川I.Cから1時間)◆
場所:福島県東白川郡塙町大字湯岐字三ツ又2番地
電話:0247-43-2121
料金:500円
泉質:単純温泉・32度・pH9.1(干泥の湯1号泉)
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など
ホームページ:塙町HP

地図はこちら

混浴の秘湯・湯岐山荘
◆湯岐温泉が位置するのは阿武隈山中の川上川の上流。1533年に播磨公が発見したと伝えられている。昔から「中風の湯」として知られる。湯岐(ゆじまた)の由来は、源泉が花崗岩の割れ目から湧き出していることに起因する。春の山菜取り、夏の渓流釣り、秋のきのこ狩りなど四季を通じてアウトドアが楽しめる天国。
◆300年の歴史ある共同浴場は男女混浴。山形屋旅館で入浴料を支払って利用する。ぬる湯のため、長時間入用が楽しめる。付近には「湯遊ランドはなわオートキャンプ場」があり、温泉キャンプが楽しめる。僕が利用するのは、人気があるここではなく、塙ふれあいの森キャンプ場。オート不可、森の中で直火が可能な穴場キャンプ場。付近の折篭渓谷などではヤマメやイワナが釣れる。
関連記事:夫婦2人のシンプルキャンプ
◆湯岐温泉関連リンク:
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妖怪と混浴【† ClubNature †】at 2008年07月10日 10:08
この記事へのコメント
うひゃー、また天国のような場所連発ではないですか!!
こちらで紹介されてる場所だけを辿ってしばらく旅に出たくなりました。
が...これ以上社会から遠ざかってしまうと真面目にヤバいので、ガマンするのが大変ですw
Posted by いのうえいのうえ at 2008年07月10日 12:15
この湯岐の温泉もいいでするが~中にちょっとだけ書かれていた銀山のキャンプ場、よさげでするね~!!

薪は枯れ枝を自由に拾って~ってありましたでする。来週の連休に行きたいでするよ
Posted by たるたる at 2008年07月10日 18:05
混浴ですか・・・・。
気が小さい自分にはは入れないなきっとw
Posted by ダミアン at 2008年07月11日 04:03
★いのうえ さん★
僕も旅に出たいですね(^^
バックパックでの、自由気ままな旅・・・してみたいなぁ

カブを手に入れたら、バックパックではありませんけど、あちこち、うろついてみたいです♪
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年07月11日 08:49
★たるたる さん★
奥銀山は、ほんとうに素晴らしいですよ。まさにこれぞキャンプだ!っていう醍醐味が味わえます♪
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年07月11日 08:50
★ダミアン  さん★
若い女性のほうが、平気で入っていたりしますから(^^;; 慣れればどおってことないのでしょうけれど・・・なれるまでが・・・(笑)
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年07月11日 08:51
混浴、無色透明なお湯・・・なるほど・・・
カテゴリーに「混浴」も追加してもらいたくなります(笑)
というかカテゴリーはタグのように複数選択できると良いですよね~

夏は涼しい場所へ行きたくなります。
Posted by 横道(チバKX56)横道(チバKX56) at 2008年07月13日 10:35
★横道さん★
混浴にするか温泉キャンプにするか・・・迷いが生じそうですね(笑)

そのうち、上方記事が蓄積されたら、そのときに混浴タグで、タグバナー作ります(^^

・・・でも、混浴は避けてるから・・・蓄積するかなぁ
Posted by ユウ_zetterlundユウ_zetterlund at 2008年07月14日 09:27
この記事
見逃しておりました。

こんな混浴温泉、、もしも、ですが
もしも大町方面にあったら、
ぜし、教えてくださいませm(..)m
Posted by fumi at 2008年07月19日 02:58
あの、、、できれば来週くらいまでに、、、
お盆直後の山の帰りに
ぜしとも行ってみたいなと、、、、なければ
べつにいいんですけど(^^ゞ
Posted by fumi at 2008年07月19日 03:00
★fumiさん★
あいにく、大町近辺の混浴は知らないです。すみません。大町から東方面の山間部にある昔ながらの美麻村には、気持ちのいい温泉があります・・・でも混浴ではないです(^^;;
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年07月19日 08:50
★fumiさん★
お盆にどちらか山に行かれるんですか?楽しみですね。社会人最初の夏・・・でしたっけ(^^;; ??
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年07月19日 08:51
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