日本一不便?【乗鞍高原一の瀬キャンプ場】

ユウ_zetterlund

2008年07月15日 15:02

ちょっと前に、「日本一不便なキャンプ場?」という記事が松本発で小さなニュースとして露出した。発信源は松本市安曇の「休暇村乗鞍高原」。

オートキャンプ不可で電源サイトも無し。しかしこれはシンプソン(シンプルキャンプは尊い)にとって、基準を満たす要素。休暇村乗鞍高原は、不便さを前面に打ち出し、「自然がいっぱい」ということをアピール。これによって、不便さに惹かれた方々から問合せが増え、閑古鳥が鳴いていたキャンプ場に人が戻ったのだという。

まあ・・・なんというのか、そろそろオートキャンプとは別の価値観を持つバックパッカー的な人たちが増えてきたということなのか、あるいは僕もそうだけれど登山から入ってキャンプも楽しむようになった人が増えたのか・・・。もし、そうではあっても、かなり複雑な気分だ。

ここは穴場キャンプ場情報ではあえて取り上げていなかったけれど、いつ行っても空いていて気持ちのいいキャンプが楽しめる場所だったのだ。

駐車場からキャンプ場まで徒歩20~25分。上高地から徳沢までの遊歩道のような、気持ちのいい白樺林の中にのびる一筋の道をテクテク歩く。白樺林の中にさらさらと流れる乗鞍岳を源流とする清冽な流れには岩魚が棲息している。キャンプ場にはもちろん照明はない。それ故に夜は満天の星空を楽しむことができるのだ。しかしこの楽園が、不便と言う言葉でで脚光を浴び、いまや利用者急上昇 (^^;;

自然を楽しむために、あえて自然に近い状態を求める人がいるいっぽうで、便利で快適を求める人もいる。需要は二極化している。登山と似たようなものかもしれない。

さて、ClubNatureにとっては、古くからのキャンプ場あるいは商店や何某かの団体がサービス的な要素を含めて運営しているキャンプ場は宝物。人が押し寄せるのであれば、僕は身を引き、ひっそりとしたキャンプ場を再び探すとしよう。

・・・しかし、何度も繰り返しになるけれど、ここは、ほんとうに気持ちがいいキャンプ場だ。車で向かう、その道だって、ほんとうに気持ちがいい。野反湖や小梨平より、僕は数段気持ちがいいと感じている。可能であれば、秋(8月最終週)の、それも平日に行ってみてほしい。ぜひ・・・ああ、こんなこと書くと、また増えちゃいますね・・・今まで記事にしないできたのに(^^;;
◆関連情報&リンク◆
・開設期間:7~8月

休暇村乗鞍高原のキャンプ場HP

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