避暑キャンプ【松原湖高原オートキャンプ場】

ユウ_zetterlund

2007年07月29日 16:32



夏になると陽射しもヤケドするような熱さになって、都市部では木陰に入ってもまるで蒸し風呂のような暑さ・・・ならばこんな場所を脱出してキャンプでも、となるわけですが、キャンプ場も子供が夏休みの間は、どこもかしこも混雑している・・・

これは毎年夏のキャンプ風景ですが、だからこそ、少しでも空いていて避暑気分を満喫できる涼やかな場所に行きたい・・・と誰しも思うもの・・・
しかし、夏キャンプにはある一定の傾向があるような気がします。

それは、高規格型で、オートキャンプができる場所は、どこも混雑しているような気がします。ですから、ここをあえて外すという裏技に出れば、たぶん快適で静かなキャンプが満喫できるはずです。

もっとも空いているタイプAは、オートキャンプができないキャンプ場。そして次に空いているタイプBは、オートキャンプはできるけれど都市部から離れていて高規格型ではないキャンプ場

タイプAのオートキャンプができないキャンプ場は、目当ての市町村の観光協会などが開設してるホームページなどでチェックすることができます。ただし、タイプAであっても、たとえば休暇村那須のキャンプ場のように、オートは不可ですが高規格型でサイト横まで荷物の搬入に車が横付けできる場所は、夏を通して混雑しています。

ですので、このブログでご紹介しているのはもっぱらタイプB中心です。オートができて、比較的すいている、というキャンプ場です。高規格ではなく、豊かな自然に囲まれていて、焚火も楽しめる。そのうえ静かな場所、というのが条件です。

僕は関東なので、自然と信州の情報が多くなりますが、好きなのは上高地の小梨平や徳沢、そしてその奥の横尾のキャンプ場。しかしこれらはバックパッキングでないとアプローチできません。

もっと手軽に、キャンプサイトの近くまで車で入れて涼しいところ・・・なおかつ混雑とは無縁の場所で僕が好きなキャンプ場は・・・たとえば清里の“町営美しの森たかね荘キャンプ場”です。写真は”たかね荘”のキャンプ場から続く散策道の先にある木道。清泉寮まで続きます。

ここは、美しの森に続く散策の小道にある小さなキャンプ場で、サイトは白樺の涼しい林に包まれています。とにかく非常に涼しくて、夜は寒いほど。森には野鳥のさえずりが響き渡り、すこし歩けば美しの森の見晴らし台。清泉寮と同じソフトクリームが、なぜか安く味わえたりもします。遊戯施設はありませんが、そのかわり周囲には気持ちのいいハイキングコースが無数にあるし、八ヶ岳の赤岳への登山道も目と鼻の先。

■町営美しの森たかね荘キャンプ場【★★★☆---3.5ポイント】
場所:山梨県北巨摩郡高根町清里美し森
連絡:0551-48-2311
サイト:30張
期間:4月25日~10月末
料金:一人1000円(入浴料含む)
■公式HP



さて、本題です。

このように夏は避暑も兼ねたキャンプがうれしいです。オートキャンプできて、涼しくて、そのうえ直火もOK。できれば源泉掛け流しの温泉が間近にあって、広大な敷地で混雑とは無縁な場所・・・こんなところがあるの?なんて言われてしまいそうですが、あるんです。

それが“松原湖高原オートキャンプ場”です。


この週末、1から4まである広大なエリアには合計5組。僕が設営しているのは№2のエリアです。ここは我が家を含めて3組だけ。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここは小海開発公社の物件。公社は今月(2007.7月)、キャンプ場の手前に八峰の湯という温泉施設をオープンしました。入浴料は500円。源泉掛け流しの内湯は、独特の匂いのする褐色の湯がジャバジャバと掛け流されています。もちろん露天もあって、そこからは八ヶ岳連峰がパノラミックに見渡せます。


これが八峰の湯。昨年まではこんな立派な温泉施設はありませんでした。

キャンプ場は、この温泉の受付で手続きします。

サイトはそれぞれ50組が収容できる赤松のフリーサイトが四箇所。手を入れすぎていない自然感いっぱいのサイトには炊事場、水場があります。トイレは旧管理棟の一箇所ですが、四箇所の中心にあるため、不便はありません。


今回はHEX3にメッシュのインナーテントNESTを組み合わせたセッティング。雨のときのためにモンベルのミニタープも持参していますが、出番はナシ。HEX3とインナーのNEST、それにペグとポール全てひっくるめて2.4キロほど。まさにバックパッキング向きですね。


70過ぎと思われる紳士の二人組みがツェルトでキャンプしていました。気さくに話しかけてきたので、なんとなくフレンドリーな雰囲気になりました。ツェルトの横のブルーシートで、食事をし、また夜はお酒を飲みつつ話しを楽しんでいました。こういったシンプルキャンプ、いいですね♪

ここの№4のエリアだけは、今まで利用者を誰一人見た事はありません。四つのサイトの中では最もウィルダネスに富んだ場所で、焚火しつつ大自然を堪能するぜ、という人向けでしょうね。


これが№3のエリア。ここに2組。


で、ここが問題の№4.道志の森でいえば、さながら西沢サイト、といったところです。

※ここは時期によっては、夕方から明け方まで、周囲の畑の獣避けの破裂音が響き渡ります。しかし最初は気になりますが、慣れてしまえば、眠れます(笑) それに、この音がしていると動物が寄ってこないので安心できる、という人もいます。


№2エリアの水場です。冷たい清水があふれ出します。飲むと、ひじょーに美味しいです!まさに八ヶ岳の水!


■松原湖高原オートキャンプ場【★★★---3ポイント】
■場所:長野県南佐久郡小海町豊里5918-2
■サイト:№1~№4サイトまで。200組収容。林間のフリーサイト(土。草地)。
■連絡:0267-93-2539(キャンプは予約不可)
■開設:4月末 ~ 10月末
■料金:車2100円(1台)+テント3150円(タープ含)、なおバイクは1台840円。バンガロー 5人用5250円、6人用6300円、8人用8400円。
その他:直火可能、受付はキャンプ場手前の温泉“八峰の湯”の受付にて手続き。
■施設:水場、カマド、コインシャワー、男女別水洗トイレ、売店(燃料、薪、炭など)、コインランドリー、乾燥機、自動販売機(清涼飲料水)
レンタル:テント6人用、毛布、バーべキーセット、シュラフ、ランタン、飯盒、マウンテンバイク他。
公式HP
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