中山高原キャンプ場

ユウ_zetterlund

2008年08月21日 22:33

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昨年のお盆は、奥日光の菖蒲ヶ浜キャンプ場で、まるで難民キャンプ状態の地獄を味わったため、次回の(2008年)のお盆の周遊キャンプは“マイナーな低規格”キャンプ場を利用することを堅く心に誓ったもの。

そして今年のお盆に利用したのが「カヤの平高原キャンプ場」「中山高原キャンプ場」「夢の平キャンプ場」「立場川キャンプ場」など、あまり知られていな穴場なキャンプ場ばかり。

中でも中山高原キャンプ場は北アルプスの山々をハイキングするにはうってつけのキャンプ場だ。場所は木崎湖からわずかの場所。ガイドブックには掲載されていないため、利用者は、地元の方がデイキャンプするかボーイスカウト以外ほとんどなし。
経営するのは種山商店。併設されている手打ちそばの店は、その旨さで定評があり、ファンで賑わっている。その蕎麦粉のもとになる蕎麦が栽培されているのが中山高原キャンプ場。

ご存知のように蕎麦には夏ソバと秋ソバとがあって、7月の蕎麦の花の時期に中山高原キャンプ場を訪れると、サイトの前面いっぱいに真っ白な蕎麦の花が咲いている。

真っ白な花を前にキャンプしていると、もうほかに何もいらない・・・というような気持ちにさえなってしまう。サイトまでは未舗装の林道。車高の低い車だと底を擦るかもしれない。オーナーは「利用者が増えるから」という理由で未だに舗装しないのだから、アウトドアの真髄を知っている方かもしれない。

未舗装路の終点にあるのが、最近できた真っ白いカフェ。食事もできるらしいが、僕は利用したことがない。サイトはこのカフェの先の松林の中。平坦ではなく、どこもかしこも微妙に傾いていて、平坦にこだわる人には向いていない。焚火はサイトに設えられたU字溝で行う。

僕は今回、新調したLODGEのコンボクッカーのシーズニングをここで行った。

僕はダッチのシーズニングを必ずキャンプ場ですることにしている。今まで愛用してきたLODGEはキャンプオーヴンの8インチ、10インチ、12インチの三種類。

今回使い勝手を優先してコンボクッカーを手に入れた。スキレットにもなるし鍋にもなる。ずいぶん前から悩みぬいた結論がコンボクッカーだった。

中山高原には案の定、誰一人先客はない。
お盆時期に、それも木崎湖からわずかの場所の、こんな美しい森が貸しきりにできるなんて、やはりここは穴場キャンプ場。もちろん設備は最低。ポットントイレに原始的な水場のみ。
都会の清潔なトイレに慣れた女性には、蛾などが張り付くトイレと水場は、少々キツイかもしれない。

でこぼこしていて傾斜するサイト、虫・・・大きなテントとかスクリーンタープは設営不可能な低規格キャンプ場だからこそ、こんなにすいていて快適なシンプルキャンプが楽しめるのだろう。真夏でも昼間は涼しい。オートは不可だけれど、サイトの横に駐車できるので、ほぼオートと変らない。とにかく、僕の大好きなキャンプ場。
※写真は、山で知り合った方からわけていただいたシイタケ。ものすごく肉厚で大きく、食べ応え充分(^^

◆中山高原キャンプ場◆
場所:長野県北安曇郡美麻村新行
電話:0261-23-1334(種山商店)
サイト:松林のフリーサイト(オート不可)
設備:トイレ(汲み取り・紙なし)、水場(上水道)、照明
料金:大人800円、子供700円
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