シンプルキャンプ【塙ふれあいの森キャンプ場】

ユウ_zetterlund

2008年06月25日 11:01

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夫婦2人のシンプルキャンプ


梅雨の合間、あまりの好天気に近場でキャンプしようと思い立ち出発。平日なので夫婦2人のデュオキャンプ。ザックに個人装備をパッキングし、ロールテーブルとバイヤーのラウンジチェア、フュアハンドランタンだけのシンプル装備です。思い立ってから準備に15分。ザック2個だけなのでジムニーの後席を倒さずに積み込めます。

向かったのは千葉の北の福島県。常磐道経由で3時間あまりの福島県塙(はなわ)町の町営キャンプ場「塙ふれあいの森キャンプ場」。ここは、以前にも登山のついでにたびたび訪れた広大な里山の中のキャンプ場で、休日であっても利用者の姿を見ることは稀の、いわゆる穴場キャンプ場です・・・
周囲には温泉も豊富だし、ちょっと南下すればカヤックのメッカである那珂川もあります。サイトは見事な広葉樹林が生い茂る広大な森林公園の中。塙の町役場で1人300円の利用料とテント持ち込み料の400円を支払いキャンプ場に向かいます。2人で1000円。まあまあです。

さわさわ・・・さわさわ・・・と涼やかな緑風が吹きぬける豊かな広葉樹の森の中のサイトには案の定、誰一人いません。駐車場に車を停めて、自由気ままにサイトを選んで荷物を搬入。搬入と大げさに言っても、ザックを背に片手にバイヤー、片手にロールテーブルなので一回で終了。たったこれっぽちの荷物・・・シンプルキャンプです(^^


ここは人にまとわりつく蜂に見まごうような黄色くて大きなアブはいませんが、かわりに大スズメバチの姿がありました。ただし、こちらが近づかない限りめったに人に寄ってくるようなことはなく、普通にしていれば平和に共存できます。さて、奥さんが犬と遊んでいる間に設営を終えて軽くランチ。その後、近場をハイキングしてゆっくり豊かな広葉樹の森と花々を楽しみます。風が実に気分いい。ここはシンプルキャンプにもってこいのキャンプ場です。

付近には「朝日長者」の伝説があります。埋蔵金のにおいもしますね。その伝説は以下のようなものです。

その昔、この地に「朝日長者」と呼ばれたお金持ちがいました。この長者夫婦は、旅人を自分の屋敷に招き入れて宿泊させ、殺して金品を奪うという悪行を働いていました。こうした悪行がたたってか、夫婦の子供が次々と死んでしまい、二人は己の過ちを悔い、諸国修行の旅に出ました。
旅の途中、偶然出会った位の高い僧侶に相談したところ、お堂を建てて死者の供養をするよう助言されました。夫婦は帰郷すると一夜のうちにお堂を完成させ、境内の樹の下に漆塗りの杯、朱塗りの杯、黄金の杯をそれぞれ千個ずつ埋めて供養をしたということです。

塙ふれあいの森キャンプ場
場所:福島県東白川郡塙町大字台宿地内(管理人不在)
期間:通年(晩秋~春が最高に気持ちいいです)
連絡:塙町役場
電話:0247-43-2112
料金:大人300円、こども100円、1サイト400円
設備:上下水道完備、炊事棟、炉、水洗トイレ(紙は要持参)、場内照明はトイレ、炊事棟のみ。自動販売機なし、公衆電話なし
携帯電話:ソフトバンク、ドコモは通話確認
地図はこちら


※上の画像は炊事棟とトイレです。
FEUERHAND(フュアーハンド) フュアハンドランタン

ファミリーキャンプとは一線を画するシンプルキャンプに欠かせないのが明るすぎない自然な灯り。キャンドルやケロシンランタンの柔らかな光は自然を存分に堪能させてくれます。おすすめなのはフュアハンドと呼ばれる灯油ランタンです。これは500g程度の軽さに加えて、燃焼時間は僕の計測で18時間40分。こうした、月の差さない照明のない自然の森で一夜を明かすには、この長時間燃焼は魅力です。光量を落として、テントの外のテーブルにおいて寝ます。夜中にトイレに行く際など、非常に安心です。灯油の補給には、ホームセンターなどで100円少々で売っている、灯油抜きのスポイトが便利です♪


ロゴス(LOGOS) 防虫ランプオイル500ml

これは僕も愛用していますが、シトロネラオイルが入ったケロシンです。鼻を近づけるとかすかに柑橘系のいいかおりがします。市販の虫除けキャンドルと同じ原理です。灯油にユーカリレモンなどを数適入れてもいいのかもしれません。ジェネレーターなど燃焼機構を使用しない灯油ランプなので、これ以外にもいろいろ試すことができます。


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