白馬連峰を眺めて【白馬アルプスキャンプ場】

ユウ_zetterlund

2007年05月29日 23:36



景観を楽しめるキャンプ場は、ありそうで中々ありません。森の中のキャンプ場は原始の静けさに浸れはしますが、景観はといえば・・・自信はありません(^^;

景観だけで言ってしまえば、やはり山のピークのテント場からの絶景は格別です。眼下に雲海を眺め、雲から顔を覗かせる三千メートル級の山を島に見立てて、しばし見とれるなんてこともできます。山以外で景観といえば静岡の田貫湖(たぬきこ)や、伊豆の雲見オートキャンプ場、佐渡の二亀オートキャンプ場、野反湖キャンプ場などが思い浮かびます・・・
そんな中でも、非常に気軽にアプローチできて、6月初旬までなら残雪の北アルプスの山並みを青空バックに楽しめる場所があります。それが長野の“白馬アルプスオートキャンプ場”です。上のヘッダーの写真は昨年のGWに撮影したもの。これはサイトからズーム撮影したものです。

さて“白馬アルプスオートキャンプ場”ですが、旧名称は“チキンジョージオートキャンプ場”。なぜ名称が変更されたのか、詳しい経緯はわかりませんが、場所やサイトは以前のままの気持ちよさが保たれています。ここが一年で最も美しいのはGWの桜の頃と晩秋。すぐ横を松川の清流が流下していて、川から白馬岳(しろうまだけ)を望む景色は絶好の観光ポイントにも選ばれています。

白馬アルプスキャンプ場は、この絶景を、まさに居ながらにして堪能できるんですから、言うことありません。おまけにGWの頃は、この写真のように桜も満開。この時は、花見も兼ねて桜の間近にサイトを決めたのですが、なんと早朝から写真撮影の人が次々と訪れて、まったく落ち着きませんでした。しかし、これからの季節でしたら、こんなことはないはずです。

区画されてはいますが、実際はフリーに自由にサイトを設営できます。難点をあげれば、トイレと炊事場がお世辞にもきれいとはいえない点。紙があって浄化槽型の水洗ですが、年季が入っていて、虫も多い。夏場は手の平大の蛾がそこここに・・・。ま、しかし蛾は危害を加えてきませんし、動きませんので(^^; 

それに、ここの魅力は景色のほかに温泉です。目の前に倉下の湯という、塩分の強い褐色の湯をかけ流している素晴らしい温泉があります。景色を堪能できて、おまけにこんな素敵な湯もあわせて楽しめるなんて、素敵だと思いませんか??

【白馬アルプスキャンプ場(★★★☆ 3.5)】
日曜の早朝は熱気球の音が響きますし、国道が近いので、車の音もやや気になるかもしれません。しかし、素晴らしいです)

場所:長野県北安曇郡白馬村大字北城倉下9468
連絡:0261-72-7707
開設:4月第4土曜日~10月末日
入退場:イン14:00、アウト11:00
料金:入場料大人500円・小人250円・サイト料2000円
設備:水場(1)、トイレ(男女別1・紙有)、自販機、薪、炭
区画数:40区画 (あって、ないようなものです・・・)
食料:車10分の場所に大型スーパーマーケットあり。

※サイトの手入れはほどほど・・・ですが、これも自然味あふれると考えれば、納得できそうです(笑)これらをさしひいても、素晴らしいです。また、このキャンプ場の川下に芝地があります。ここは無料でテント設営が可能です。主にバイクツーリングの人が利用しています。
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