怖いキャンプ
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夏場になると、盛んになるのが怪談。どうして夏に怪談なのか。冬ではいけないのか。こんな疑問を常々思っておりまして、こんどゆっくりと考察してみたいと思っています。
さて、アウトドアの怪談なんていうものがございますが、古くは多くの怪異は山野を舞台にしておりますから、今で言うところのアウトドア。古くなくとも、戦前戦後の記録などをひもときますと、秘境だった黒部川流域には、多くの怪異が報告されております。特に、怪異の中心地点は、現在の薬師小屋近くのカベッケが原。カベッケとは河童あるいは化け物というような意味で、小屋や登山道などないかつては、このあたりでビバークすると、たいていさまざまな怪異に遭遇したといいます。
がやがやと人の話し声が近づいて、テントのすぐ横までやってくる、なんていうのは茶飯事のこと。メキメキと木が倒れる音がそこらじゅうで発生するも、倒木など見当たらない話や、正体不明の破裂音がひっきりなしに聞こえたり・・・と数知れず。
これらは妖怪のようなニュアンスも感じられます。しかし、これが現代風になり、さらに自分が体験するとなると・・・
場所は山梨県道志村の某キャンプ場。丹沢登山の基地になる、気持ちのいいキャンプ場を探しているときのこと。行き当たりばったりに見つけたキャンプ場に入り、ひとけのない場内の好きな場所にサイトを設営。理由もなく場内の一角にふと嫌な気配を感じたが、そのときは別に気にするほどではないため、忘れてしまった。
しかし、後で知ったのは、このキャンプ場で自殺があった、という噂。トイレの裏で、垂木に紐をかけての首吊りということで・・・嫌な感じだな、と思った場所とドンピシャ。実際に役所に問い合わせて確認したわけではないので、なんとも言えないけれど、都市伝説ではその幽霊がこの付近に出るとされていた。営業妨害になるので名称は伏せたままにします。
しかし、道志の山中を歩くと、深い森の中に使われなくなったキャンプ場跡地や朽ちかけたロッジがたくさんあるので、こっちのほうが気味悪さは数倍上かもしれません。こうした話とは別に、キャンドルランタンの灯りだけで周囲の里山を散策するのも、けっこうどきどきするもの♪ ゆらゆら揺れる炎と影で、怖さは倍増です(^^;;
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