休暇村乳頭温泉キャンプ場

ユウ_zetterlund

2008年09月16日 11:08

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仕事で地方から呼ばれることはそうそう多くはないので、仕事そっちのけで地図を広げてあれこれ山を物色しはじめる。そして最初に用意するのは、これまた仕事とは無関係な登山靴登山(キャンプ)装備一式

これを終えないと、どうも仕事の準備をする気が起きない。

以前、お呼ばれした志賀高原観光協会の場合は、どこの山に登ろうか・・・と考える以前に、志賀高原でプレゼンする企画の仕上げのための徹夜続きで、それどころではなかった。しかし今回はプレゼンテーションではなく、単なる打ち合わせ。準備も不要で、非常に嬉しい。

向かった先は秋田県。あと一ヶ月遅ければ紅葉だったのに・・・と思いつつ降り立ったのは田沢湖駅。名湯、秘湯が山ほどある温泉エリアだ。東北とくに田沢湖とか十和田湖は距離があるため近いようで遠い。こういう機会でもなければ、なかなか行くことができない。ホームには田沢湖の竜神祭で使用される巨大な竜の頭が展示されている。




田沢湖には打ち合わせ予定日の前日に入って、じっくりとあちこちの温泉と山を楽しもうという魂胆。荷物はキャンプ&登山装備をパッキングしたザックとその他装備品と仕事ツールを詰め込んだ赤いサブザック。アタックザックを背負い、手にサブザックを持つという、なんともおかしな格好になってしまった。総重量はおよそ8キロ少々。まずまずです・・・
田沢湖駅からバスに揺られること40分ほどで休暇村・乳頭温泉郷に到着。

休暇村の受付でキャンプ場の料金を2日分、2000円支払い、ついでに場所を尋ねると・・・キャン場まで1.8キロ・・・ということは徒歩20分。結構ありますね・・・仕方ないので、まずは休暇村で温泉。硫黄のにおいプンプンのにごり湯と茶色い湯の二つの浴槽。窓の外のブナの森から冷たい風が浴室内を吹き抜ける。外にはもうひとつ硫黄の露天風呂。東北は豊かなブナの森に恵まれているとうことが実感できる。



さて、キャンプ場に着くと貸しきり状態。オートサイト以外のフリーサイトの中から好きな場所を選びサクサクとテントを設営。以前ここは休暇村田沢湖高原だったのだけれど、いつの間にか改名し「休暇村乳頭温泉郷」になってしまった。周囲には黒湯、鶴の湯、孫六、蟹湯、妙の湯、大釜温泉など、どれもこれも秘湯風情たっぷりの掛け流し温泉がひしめいているのだから、新しい名称のほうがイメージにぴったりくる。しかし、徒歩だとけっこうな距離があるので少々つらい。最低でもMTBあるいはモーターバイクが欲しくなる。



今回は軽さを追及し火器はトランギアのみ。食器はチタン。まな板と包丁は無しでナイフで代用。ランプはキャンドル。フェザーの軽量シュラフ。そしてHEX3に組み合わせるのは唯一贅沢にキャンプベッド。これで4キロ7キロ少々。レトルト食品とザック重量を入れて6キロ8キロちょっと。ザックはZero Pointとミレー。登山用のジャケットもミレー。別にミレー信奉者ではない


設営を終えたらトランギアを使ってインスタントラーメンを作って、遅いランチ。食後はどこの温泉に行こうか、わくわくする。

この乳頭温泉キャンプ場の楽しみは、温泉と登山。日本離れした雄大な起伏と柔らかな隆起が楽しめる秋田駒ケ岳や荒々しさが同居する乳頭山(烏帽子岳)が間近で、下山したら多くの秘湯が選び放題・・・こんな贅沢ができるキャンプ場はとても貴重です。

今回の目的は乳頭山(烏帽子岳)。いくつかある登山道のうち、荒れていて利用者が少ないとされている道の、その途中の温泉跡地で自噴する硫黄泉に入浴する、というもの。これに関する記事は、また後ほど。

休暇村 乳頭温泉郷キャンプ場
住所:秋田県仙北市田沢湖駒ヶ岳2‐1
電話:0187‐46‐2244
期間:7月~10月上旬
サイト:林間と芝生(フリーサイト)
・オートサイト(60区画)、・常設テントサイト(40)、・フリーサイト(45)
施設:管理棟・売店(この時期は閉鎖で、休暇村受付で対応してました)、シャワー、コインランドリー、炊事棟、トイレ(男女別水洗・紙あり)
料金:オートサイト(管理費500円+1000円:電源サイトは3000~)、フリーサイト(管理費400円+1000円)、常設テント(管理費400円+5000円)
※今回フリーサイト2泊で、管理費なしの総額2000円でした。
HPhttp://www.qkamura.or.jp/nyuto/

地図はこちら


主要装備:記事加筆(19時43分)
1:トランギア、防水マッチ
2:チタンクッカー
3:ボトル+燃料300cc
4:下着パンツ1枚、軽量ジャケット1枚
5:フェザーシュラフ・3シーズン
6:キャンドル、ヘッドランプ
7:ロゴスアルミのソロテーブル
8:ポンチョ
9:HEX3・本体+ポールのみ
10:ロゴスキャンプベッド
11:水筒プラティパス
12:小型携帯ナイフ
13:ビニール袋、トイレットペーパー三分の一巻

総重量:約8500(体重計で本日計測)
(ザック重量約4300グラム+キャンプベッド約4000グラム)
※サブザック内の仕事道具は含まず

◆関連記事◆
乳頭山と沢横に涌く硫黄温泉
http://clubnature.naturum.ne.jp/e624018.html

シンプルキャンプの定番ストーブ
http://clubnature.naturum.ne.jp/e623172.html


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