2007年05月19日
ソロキャンプ・スタイル
ソロキャンプに出かけるときにいつも悩むのは、なんといっても重量です。
道具一式をザックに入れて二本の足で自然の中に分け入るときに、できるだけ軽いほうがいい。で、いろいろ余分なものをどんどん切り詰め、無駄が無くなったら、次にグラム単位で軽量化を計ります。使用しないフタなどは持たない、食料なども必要量だけ小分けにして余分をカットする、燃料を日数分に合わせる、サブ燃料は超軽量なものを持つ。
このほかにも着替えや食器は極力少なく、スプーンなどは柄を切ったりプラ製の軽いヤツを複数持つ・・・
100グラム程度であっても積もり積もればけっこうな重さ。それを50~60リットル程度の中型ザックにパッキングしてのんびり電車にコトコト揺られるってわけです。
僕の基本的な道具は以下のようなもの。
1:カリマーのザック:ハストンヴァロットという珍しいタイプ。少年時代から20年以上使用している絶版モデルです。長期にわたる場合はさらに大型のザックを利用します。
2:たためば煙草サイズになっちゃうサブザック:キャンプサイトからトレッキングや散策するのに重宝します。
3:シュラフ:コンプレッションすればもっともっと小さくなるフェザー(羽毛)タイプ。
4:テント:かさばるため普通は山では使用しないmossテント。ソロキャンプにはちょっと贅沢してこれを持ち込みます。画像では大きそうに見えますが、これをしっかりとテープで縛って小さく小さくコンプレッションします。ですので隣のシュラフ以下には圧縮できます。今は収納状態なので、カビ防止のため通気性を考えてブカブカのままの状態です。
5:コッフェル:チタン製の超軽い食器。調理と食器の二役使用。中にはチタンの18グラム程度のスプーンとフォークを収納。
6:キャンドルランタン:山ではヘッドランプだけ。ソロキャンプということで、これもちょっと贅沢して真鍮のキャンドルランタンを・・・(^^;
7:トイレットペーパー:山のキャンプ場など水が調達しにくい場合はこれで食器をお掃除。紙なしトイレでも必須。パッキングの際は外側をガムテープでぐるぐる巻いて、芯を抜く。そして内側(芯側)から紙を引っ張り出して使用する。
8:ガスカートリッジ
9:固形燃料(メタ):もしもの際のサブ燃料。僕はメタとエスビットを愛用していますがトランギアのアルコール系なんか洒落てますよね。これだけでお茶がわかせちゃいます。
10:小型ストーブ(プリムス)
11:医薬品:ポイズンリムーバー、テーピングテープ、包帯、消毒薬、抗ヒスタミン軟膏、正露丸、止血剤(ビスマス)、絆創膏、三角巾、傷縫い用の針と糸、ガムテープ1m、減菌ガーゼ・・・など。セルフレスキューに必要な最低限を防水製の入れ物に携帯。
12:ラジオ(短波受信できるタイプ:天気図作成用の定点気圧放送受信用)
13:シュラフマット(インフレータブル)
14:雨具(ポンチョの場合もあり)
15:ヘッドランプ
16:水筒(最近はプラティパスなどコンパクトになるものを使用)
※このほかに、着替え、食料袋、お酒(スキットル)、ナイフ、携帯電話、保険証、ライターなどが加わります(時にはマップ・コンパス)
さて、登山ではなくキャンプが目的のソロキャンですから、できれば快適さには多少なりともこだわりたい(^^; で、軽量化を計ったうえでプラスアルファで持ち込むのは・・・
上がモンベルのヘキサタープHXで、下が折りたたみ式のトレッキング用アルミテーブルです。このタープ、めちゃくちゃコンパクトのうえ、ポールも2本入ってるんです。テントにタープをセッティングして、小さなテーブルを前にくつろいでいると、ほんとうに贅沢な気持ちになれます。これだけのものに最低限の衣料と調味料、木切れ(まな板がわりのかまぼこ板)、ナイフ(包丁代わりにも利用)をパッキングしても、まだまだザックは余裕あり。そこに現地調達の食材を押込んで野山をのんびり歩きます。
これが一週間にも及べば、荷が増えます。主に食料なんですけれど、その場合は大型ザックもしくはこのような背負子を使用。大量の食材を一斗缶に入れて、それを横にして背負子にくくり、その上にザックをのせてゴムひもで固定。昔、バックパッキングでケルティとかジャンスポーツのフレームザックがありましたが、まさにそんな感じです。とっても背負いやすいので見た目よりはるかにラクチンです。これなら上高地の河童橋横の小梨平キャンプ場やずーっと奥の徳沢キャンプ場など、どこへでも行けちゃいます。
夕暮れの、誰一人いない上高地・河童橋横のテーブルで、キャンドルの灯を前に飲む水割り、とってもおいしいですよ♪それに早朝、刻々と明るくなる上高地の景色を独りじめできる幸せったらありません。下の画像は奥さんと二人でバックパッキングしたときのもの。このときは二人なのでソロとは言えませんが、ソロでもだいたいこんな感じです。
北アルプスの気持ちのいい稜線をのんびり気ままに歩いて、その日の都合で気ままにキャンプ場(幕営指定地)でキャンプ。車でアプローチする野反湖キャンプ場や一の瀬高原キャンプ場などの場合は、これらに“ダッチオーブン&焚火台&バイヤーのチェア”が加わります。
とにかく、思い立ったらものの30分もしないで家を出られるのがソロキャンプのいいところ。それに荷物も少なくて済みますし・・・オートキャンプからソロキャンプまで、キャンプって・・・とっても奥深いです(^^
ClubNatureメインはこちら
僕の基本的な道具は以下のようなもの。
1:カリマーのザック:ハストンヴァロットという珍しいタイプ。少年時代から20年以上使用している絶版モデルです。長期にわたる場合はさらに大型のザックを利用します。
2:たためば煙草サイズになっちゃうサブザック:キャンプサイトからトレッキングや散策するのに重宝します。
3:シュラフ:コンプレッションすればもっともっと小さくなるフェザー(羽毛)タイプ。
4:テント:かさばるため普通は山では使用しないmossテント。ソロキャンプにはちょっと贅沢してこれを持ち込みます。画像では大きそうに見えますが、これをしっかりとテープで縛って小さく小さくコンプレッションします。ですので隣のシュラフ以下には圧縮できます。今は収納状態なので、カビ防止のため通気性を考えてブカブカのままの状態です。
5:コッフェル:チタン製の超軽い食器。調理と食器の二役使用。中にはチタンの18グラム程度のスプーンとフォークを収納。
6:キャンドルランタン:山ではヘッドランプだけ。ソロキャンプということで、これもちょっと贅沢して真鍮のキャンドルランタンを・・・(^^;
7:トイレットペーパー:山のキャンプ場など水が調達しにくい場合はこれで食器をお掃除。紙なしトイレでも必須。パッキングの際は外側をガムテープでぐるぐる巻いて、芯を抜く。そして内側(芯側)から紙を引っ張り出して使用する。
8:ガスカートリッジ
9:固形燃料(メタ):もしもの際のサブ燃料。僕はメタとエスビットを愛用していますがトランギアのアルコール系なんか洒落てますよね。これだけでお茶がわかせちゃいます。
10:小型ストーブ(プリムス)
11:医薬品:ポイズンリムーバー、テーピングテープ、包帯、消毒薬、抗ヒスタミン軟膏、正露丸、止血剤(ビスマス)、絆創膏、三角巾、傷縫い用の針と糸、ガムテープ1m、減菌ガーゼ・・・など。セルフレスキューに必要な最低限を防水製の入れ物に携帯。
12:ラジオ(短波受信できるタイプ:天気図作成用の定点気圧放送受信用)
13:シュラフマット(インフレータブル)
14:雨具(ポンチョの場合もあり)
15:ヘッドランプ
16:水筒(最近はプラティパスなどコンパクトになるものを使用)
※このほかに、着替え、食料袋、お酒(スキットル)、ナイフ、携帯電話、保険証、ライターなどが加わります(時にはマップ・コンパス)
さて、登山ではなくキャンプが目的のソロキャンですから、できれば快適さには多少なりともこだわりたい(^^; で、軽量化を計ったうえでプラスアルファで持ち込むのは・・・
上がモンベルのヘキサタープHXで、下が折りたたみ式のトレッキング用アルミテーブルです。このタープ、めちゃくちゃコンパクトのうえ、ポールも2本入ってるんです。テントにタープをセッティングして、小さなテーブルを前にくつろいでいると、ほんとうに贅沢な気持ちになれます。これだけのものに最低限の衣料と調味料、木切れ(まな板がわりのかまぼこ板)、ナイフ(包丁代わりにも利用)をパッキングしても、まだまだザックは余裕あり。そこに現地調達の食材を押込んで野山をのんびり歩きます。
これが一週間にも及べば、荷が増えます。主に食料なんですけれど、その場合は大型ザックもしくはこのような背負子を使用。大量の食材を一斗缶に入れて、それを横にして背負子にくくり、その上にザックをのせてゴムひもで固定。昔、バックパッキングでケルティとかジャンスポーツのフレームザックがありましたが、まさにそんな感じです。とっても背負いやすいので見た目よりはるかにラクチンです。これなら上高地の河童橋横の小梨平キャンプ場やずーっと奥の徳沢キャンプ場など、どこへでも行けちゃいます。
夕暮れの、誰一人いない上高地・河童橋横のテーブルで、キャンドルの灯を前に飲む水割り、とってもおいしいですよ♪それに早朝、刻々と明るくなる上高地の景色を独りじめできる幸せったらありません。下の画像は奥さんと二人でバックパッキングしたときのもの。このときは二人なのでソロとは言えませんが、ソロでもだいたいこんな感じです。
北アルプスの気持ちのいい稜線をのんびり気ままに歩いて、その日の都合で気ままにキャンプ場(幕営指定地)でキャンプ。車でアプローチする野反湖キャンプ場や一の瀬高原キャンプ場などの場合は、これらに“ダッチオーブン&焚火台&バイヤーのチェア”が加わります。
とにかく、思い立ったらものの30分もしないで家を出られるのがソロキャンプのいいところ。それに荷物も少なくて済みますし・・・オートキャンプからソロキャンプまで、キャンプって・・・とっても奥深いです(^^
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Posted by ユウ_zetterlund at 09:22│Comments(12)
│【特選アウトドア情報】
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この記事へのコメント
コメントありがとうございました!我が家はファミキャンでオートが基本ですが道具はやはりコンパクト軽量を「目指して」ますので勉強になります(^^ゞまた遊びに来ま〜す!今後とも宜しくです(^^)
Posted by びあ! at 2007年05月19日 13:48
こちらではお初!ってことで........しっかし、グラム単位の軽量化とはまるでボクサー(w 今度夏前にでもごいっしょさせてくらはい
Posted by 魚主 at 2007年05月19日 21:25
気持ちよさそうですが、諸事情を考慮すればやはりオートになってしまいます。こういうの憧れますけれど・・・
Posted by fumi at 2007年05月21日 11:26
びあ!さん>こちらこそ、どうもありがとうございます!お互いにシンプルキャンプに磨きをかけましょう(^^♪
Posted by ユウ at 2007年05月21日 22:50
魚主さん>わざわざお江戸よりお越しいただき感謝!そうですね、再来週あたりいかがでしょうか?プランUPします♪
Posted by ユウ at 2007年05月21日 22:51
fumiさん>ご家族がいらっしゃると、どうしてもオートキャンプですよね。今度ソロで、というときにでも、ぜひ(^^
Posted by ユウ at 2007年05月21日 22:53
はじめまして、yu zetterlundさん
とても興味深く拝見いたしました。
今すぐではありませんが
いつの日にか上高地「徳沢キャンプ場」へと
あこがれております。
夢が叶うようにと只今、勉強中であります。
また、お邪魔して勉強させていただきます。
とても興味深く拝見いたしました。
今すぐではありませんが
いつの日にか上高地「徳沢キャンプ場」へと
あこがれております。
夢が叶うようにと只今、勉強中であります。
また、お邪魔して勉強させていただきます。
Posted by チャイ at 2007年05月23日 20:52
チャイさん>どうもはじめまして!遅くなりました、失礼しました。 そのときは、徳沢あたりで合流してトレッキングでもしたいですね♪
Posted by ユウ at 2007年05月27日 13:57
トラックバックのおかげで、見逃していたユウさんのバックパッキングキャンプのザックの中身記事を思いがけず拝見することができて得した気分です♪16番はグランテトラですよね?ヤフオクで人気が出てるとか。。
チャイさんが”はじめまして”だったんですね。^^
チャイさんが”はじめまして”だったんですね。^^
Posted by kimatsu at 2008年06月09日 22:37
★kimatsuさん★
そうです。グランテトラです。3つか4つほど各サイズ持ってます。これ、人気が出ているのですか?? 大切にしないといけませんね(^^
改めて読んでみて・・・チャイさんと”はじめまして”の挨拶してますね。以前の記事をじっくり読んでみるのも楽しいですね♪
そうです。グランテトラです。3つか4つほど各サイズ持ってます。これ、人気が出ているのですか?? 大切にしないといけませんね(^^
改めて読んでみて・・・チャイさんと”はじめまして”の挨拶してますね。以前の記事をじっくり読んでみるのも楽しいですね♪
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年06月10日 08:49
ほお。。。。。このような記事があったんですなーどのような装備内容なのか ちと気になっておりましたので まさにナイスタイミング ここでまた疑問なのですが、、、、、、、コッヘルより医薬品のほうが多そうに見えますが この中身 また そのうちにでも 公開いただけたらうれしいですじゃ 小生の場合 マキロン バンドエイド 胃腸薬 虫刺され軟膏ですので 小さなビニールに入れておりまして ほんとうにコンパクトですわ はたして これでよいのかも判断できず 参考にできればと思った次第 kimatsuさんのようなヒル対策もしとかねばなりませぬで
Posted by 風@携帯 at 2008年06月10日 11:24
★風さん★
僕のエイドキットですか? 残念ながら中身の撮影をしていないので、そのうち・・・でもよろしいでしょうか(^^;;
軟膏は抗ヒスタミンがいいです。あと、大量の出血の際のためにビスマス剤は必須です。それに包帯&伸縮系の包帯、減菌ガーゼ、傷塞ぎや骨折の際の応急処置用のガムテープ・・・週末あたりデジカメで撮ってみます、たぶん(^^;; 期待しないでください。気まぐれです。
僕のエイドキットですか? 残念ながら中身の撮影をしていないので、そのうち・・・でもよろしいでしょうか(^^;;
軟膏は抗ヒスタミンがいいです。あと、大量の出血の際のためにビスマス剤は必須です。それに包帯&伸縮系の包帯、減菌ガーゼ、傷塞ぎや骨折の際の応急処置用のガムテープ・・・週末あたりデジカメで撮ってみます、たぶん(^^;; 期待しないでください。気まぐれです。
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年06月10日 21:54
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