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2007年09月27日

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】


富士山を堪能するオトナなキャンプ場


富士五湖でもっとも美しくて静かといえば、やはり本栖湖でしょう。ここの水の透明度はピカイチです。そのため本栖湖はカヌーで水遊びする人にもけっこう人気があります。

本栖湖の西側で気になるのはジェットスキーやモーターボート。静かなひとときを楽しみたい人にとって、この音はかなり騒々しいものです。本栖湖で、こういった騒々しさや喧騒とはまったく無縁ともいえる場所があります。

それがこれからご紹介する洪庵(こうあん)キャンプ場です・・・
洪庵のある場所は小さな入り江になっていてジェットスキーは皆無。そのうえハイシーズンであってさえ、かなり静かなキャンプが楽しめる小さな穴場です。

カヤックを始めた頃、気軽に水遊びがしたい時にはここを訪れてはカヤックで湖面を縦断して遊んだものです。細かな入り江がそれこそ無数にあって、カヤックでしか上陸できないプライベートビーチになります。

そこに小さなタープを張って林道カフェならぬ湖畔カフェを設えて、マットに寝ころんでコーヒーを飲んだり、昼寝したり・・・ほぼ半日は、はるかな対岸を往復しつつこうしたカフェを楽しんでいられます。

もちろん二時間あればのんびりと湖上散歩感覚で対岸往復もできます。湖の半ばは日によっては三角波が無数に発生しているのでちょっと緊張します。個人的にはこうした湖のような静水域よりも川のほうが面白いし、安心できます。黒く見える水面の奥底に、湖の深さを感じて、そこになぜか得体の知れないものを感じてしまいます。

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】


さて、この写真は映像プロデューサーのYさんと二人でキャンプにでかけたときのもの。Yさんもオートキャンプが好きで、ご家族であちこちでかけていたという話を発端に「じゃあ、行きましょうか!」となりました。

方式はいつも通りのソロキャンプ仕様のいきあたりバッタリ方式。つまり予約ナシの気ままなシンプルキャンプです。時期は9月上旬まだまだキャンプのオンシーズンです。この時期、富士五湖の中で静かで空いている場所といえばここしかありません。洪庵キャンプ場です。

ほんとうは一ノ瀬高原キャンプ場に行こうと思っていたのですが、台風一過の当日の朝に電話を入れたら、なんと林道が崩落してしまい通行止めとのこと・・・急遽行先を富士五湖に変更したというわけです。

できるだけ道具はシンプルにするため、お互いソロテントとコッヘルをメイン装備として、これ以外に用意したのはテーブルとイスとランタン、BBQグリルのみ。調理は基本的にはBBQグリルで全てまかないます。

洪庵キャンプ場のサイトは林間湖畔があります。僕は今まで湖畔ばかり利用していましたが、今回はカヤックを持参しないため林間をチョイス。初めての林間ですが、実に素晴らしいロケーションです。林間サイトの一番先頭のまさにプライベートガーデンのようになった場所。

最初にテーブルとイスをセッティングして、そこでのんびりとコーヒータイム。木の枝が空間に四角い額縁となり、そこの真ん中に見えるのは眼下の湖面の上にそびえる富士の山。おまけに風も奇跡的に当たらないときますから、まさにこれ以上望むべくもないほど完璧なカフェです。

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】


話もひと段落した頃、自分のテントをサクサクと設営して終了なので、時間はたっぷりあります。このゆとりある時間がシンプルキャンプのいいところ。二人で景観を考えたセッティングをあれこれやっている時間を入れても設営に費やした時間はおそらく20分ほどでしょうか。

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】


眼下の湖畔サイトを見下ろせば、そこには少なくないテント。その中になんと僕と同じHEX3を発見しました。湖畔は風が強くて、あちこちのタープが風にはためいて、ペグが抜けたり、テントが歪んだりしていましたが、このHEX3は見事に何事もないように立っています。

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】


ですが、視覚的インパクトの強いテントだけに、同じものがあるとやはりどことなく複雑な気分になりますね(笑)

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】


さて、サイトにはマツボックリが豊富だったため、それを着火材に新聞紙と小枝を組んで上に木炭をセット。いっぱつ着火です。BBQは海鮮中心。サザエにホタテにタコ、イカ・・・それにイワナの塩焼き・・・最後に炭火焼ステーキ。

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】


これらを刻々と暮れなずむ富士山を眺めつつ、ビールと焼酎を傾けて楽しむのですから、これ以上の贅沢はありません。眼下を見なければ、富士山と自分たち以外の姿は視界に一切入りません。

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】


これはトウモロコシです。以前の記事でも書きましたが、トウモロコシは皮をむかずに調理するのがベストです。皮をむいてしまうと光でトウモロコシの成分が急激に変質して本来の旨みが逃げてしまいます。買うときに皮をむくのはNGです。ですので、皮のまま炭火で焼いて、食べるときに皮をむく。これが絶品です。

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】


午後四時頃に始まった食事は延々二時間以上。いろいろな楽しい話に笑いつつ、ゆっくりと焼きあがるのをお酒をちびちびやりながら富士を眺めて待つ。

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】
このサイトの雰囲気に酔いしれるかのようなYプロデューサー。無言で夕日に染まる富士に見入っていました(^^

今までカヤックばかりガンガン楽しんでいた洪庵キャンプ場ですが、こういったどことなくアダルトなキャンプも楽しめるんだってことがわかりました。

旧500円紙幣に描かれていた「逆さ富士」のポイントでもある洪庵。ここの林間の先端スポットは・・・男同士、カップル、夫婦ふたりのキャンプにおすすめです。もうすこしすれば富士山頂も冠雪します。その頃には周囲も紅葉に燃えることでしょう。最高のキャンプロケーションが用意されること請合います。

富士を堪能【本栖湖・洪庵キャンプ場】
こんかいご一緒したYさん。

洪庵キャンプ場【★★★☆---3.5ポイント】■セントラルロッジ洪庵で手続き
場所:山梨県西八代郡下部町中の倉2926
電話:0556-38-0117
期間:通年
サイト:湖畔(硬土)、林間(土、草地)
予約:不可
料金:A+B+C
・A利用料⇒大人(中学生含)1人 500円 (小学生以下300円)
・B設営料⇒テント1張 1000円
・C駐車料⇒車1台1000円、バイク1台300円、キャンピングカー1台2000円

設備:トイレ、炊事場、売店(場内の売店は閉鎖中。炊事場&トイレはかなり古く、快適さとは無縁)
レンタル:シュラフ、毛布、ナベ、カマ、鉄板、ハンゴウ、やかん、カヌー、カヤックなど
売店:薪、ホワイトガソリン、ガスボンベ、マントルほか
公式HP
地図はこちら

ClubNatureメインはこちら




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この記事へのコメント
今夏、レークサイドキャンプ場へ行ったのですが
こちら洪庵キャンプ場の方が景色良さそうですね!
本栖湖は数年前からエンジン付の乗り物は全部不可になったそうですよ!
私が行った時もジェットスキー一台も走ってませんでした。
Posted by チャイ at 2007年09月27日 16:06
静かな大人のキャンプができたみたいですね~

最近私も釣りに夢中になるあまり
自然の風景を楽しむのを忘れがちです^^;

やっぱり自然の中に身をおいて
ゆっくりを大切にしていきたいですね!!
Posted by Takapon at 2007年09月27日 17:11
日頃の喧騒を忘れ、ゆっくりまったり・・・

男同士、酒を酌み交わしながら・・・

大人のキャンプ・・・シブ過ぎる・・・

若い頃一年間、富士吉田に住んでいました。

思い出すなァ~当時を・・・
Posted by TOKU at 2007年09月27日 18:20
さざえからこぼれおちそうなおつゆと、
つやつやのとうもろこしのどアップが
空きっ腹に刺激的すぎです!

エンジ色のBBQグリル珍しい形ですね。
Posted by kimatsu at 2007年09月27日 19:30
またまた行ければ行きたいキャンプ場^^

なんかキャンしてる~って感じが滲み出てますね^^

富士山やっぱいいなぁ~

この前行った時は殆ど見れませんでした(涙)
Posted by simoji at 2007年09月27日 22:22
いいな~、大人のキャンプですね~
装備をシンプルにするのがミソですかね~
Posted by mb190spl at 2007年09月27日 23:30
HEX3は結構使ってる人が居るんですね~
やはり、雑誌などで紹介されたりして、どんどん知名度が上がってきたのですね…
目立つだけに、同じだと複雑ですね~。。

HEX3をユウさん仕様に改造するしかないなo(^▽^)o
って改造方法を思いつきませんが…

林間から眺める富士は絶景ですね~☆
こういうプライベートな場所は大好きです♪
Posted by lilt at 2007年09月28日 10:28
ホームページなどではそんなに魅力に感じないキャンプ場でしたが、ユウさんが紹介すると、行ってみたくなるので困ります(笑)
そうそう、トウモロコシは朝摘みのものを皮付きのままで焼くのが最高ですよね!!
Posted by ろんがあ at 2007年09月28日 17:38
ん~いい~雰囲気です~
行ってみたいです~
500円紙幣は忘れましたけど~でも逆さ富士って良く聞くから、そんな絶景を堪能するキャンプって魅力的ぃ!
冠雪って雪が降ることでしたっけか~?紅葉に白い富士、、、、想像しただけでもイイ~!!
Posted by たるたる at 2007年09月28日 20:21
"刻々と暮れなずむ富士山を眺めつつ…"とは最高ですねぇ。
関西にも富士山持ってきてください!(^^;)

トウモロコシはこうするんですね!
皮を剥かずに焼くのですか・・・、今度実践してみます。
Posted by HASSY at 2007年09月28日 23:29
★チャイ さん★
そうなんですか・・・数年前に禁止されたの知りませんでした・・・
洪庵は、レークサイドよりも空いてていいですよ・・・って、こんなこと書いちゃうと、混んじゃいそうな気もしますけど(笑)
Posted by ユウ at 2007年09月29日 00:59
★Takaponさん★
いえいえ、釣りは忘我の境地。自然と向き合って我を忘れるなんて最高です(^^;;
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:00
★TOKU さん★
ほんとうはTOKU さんのように、酒びたりになりたいのですが、酒豪でないので、それができないのがちょっと残念です(^^;;
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:01
★kimatsu さん★
サザエの壷焼、これウマイんですよね~!でも殻から身を取り出すのが、いまだにうまくできないのでした(^^;;
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:02
★simoji さん★
富士山・・・形がいいですよね。でも、岩手富士とか会津富士・・・まだまだ美しい山容の富士があちこちにあるので、全国の富士を制覇するキャンプ、なんてのも楽しいでしょうね♪
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:04
★mb190spl さん★
そうなんです。ひたすら、どこまでも装備をシンプルに軽く・・・シンプルになった分だけ自然に近づけるような気がしちゃいます。でも豪華な装備のファミリーキャンプも好きです(^^
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:05
★lilt さん★
やけに目立つテントなので、同じのがあると、どうも恥ずかしいような気分に・・・これが山岳だったら何とも思わないんですが・・・

モンベル、SP、コールマンだと、同じのがあっても気にならないのですが、不思議です。

さてどう改造しましょうかね??ネイティブアメリカンのティピ風にペイントしちゃうとか(笑)
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:10
★ろんがあさん★
念をこめて記事を書いてるので(笑) これは念力です。 林間の湖側の数少ないエリアが最高のポイントです。
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:11
★たるたるさん★
運がよければ、これからの空気が澄み渡る季節、林間のまさにこの場所から、居ながらにして旧紙幣そのままの逆さ富士が見られるはずです。

そんな中で、できたら熱燗など飲んでみたい♪
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:13
★HASSYさん★ヾ( ̄∀ ̄;)
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:16
お久しぶりです。

ユウさんの達人ぶり健在ですね。

シンプルキャンプ、手間いらずで気軽で最高ですね。
僕はどうしても、まだまだあれやこれやと積み込んで大荷物になってしまいます。

私事ですが、遅ればせながらブログを始めました。
ビックリしたことに、いきなり蒜山高原の記事が【今週の注目記事!!】に選ばれてしまいました。

ユウさんのブログをお気に入りに登録させて下さいね。

また、時間があれば僕のブログにもお立ち寄りください。
Posted by ゆっちゃん at 2007年09月29日 01:31
★ゆっちゃんさん★
どうもお久しぶりです。ブログ始めていたんですね!さっそく遊びに行かせていただきました。
ロッジテント、キングオブテントですね。僕の古いロッジ型は、多分40キロ・・・いや、それ以上はある気がします・・・一箇所に定住して休暇を過ごすには最高ですし。ロッジ型にはケロシンのランタンがなぜが似合うような気がします。

これからは頻繁に遊びに行きます。よろしくです。
Posted by ユウ at 2007年09月29日 01:45
最近めっきりファミキャン志向ですが、やっぱり大人なシンプルキャンプ憧れます。
景色が一番のご馳走ってところでしょうか。。。

そんな、まったりキャンプが嬉しい年齢になりつつあります。。。浩庵、一度行ってみたいと思っています、てか本栖湖。


                          
Posted by もりりん at 2007年09月29日 16:18
★もりりん さん★
僕もシンプルキャンプや山岳キャンプ、ファミリーキャンプなどいろいろケースにあわせて楽しんでますが、シンプルキャンプの良さって、もりりんさんのおっしゃるように、自然の中にできるだけ自然な状態で身を置く心地よさ、かもしれないですね(^^
Posted by ユウ at 2007年09月30日 21:08
確か竜ヶ岳を登った時に見たことがあります。我家は夫婦二人なのでこうした静かなキャンプ場が嬉しいです^^。
BBQがとても豪華だ~。
サザエも良いけど、トウモロコシもとても
美味しそうです!
Posted by param at 2007年10月02日 19:02
★param さん★
ここの林間はほんとにご夫婦カップルにぴったりですよね。僕も、今度はこの林間で夫婦キャンプする予定です♪
Posted by ユウ at 2007年10月02日 20:14
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