2009年03月20日
春と冬とが交錯する猪苗代の風景
Inawashiro lake
これは2月下旬の猪苗代湖の風景。
あちこちに出かけはするのだけれど、撮った写真画像は撮り散らかしたまま、ほとんど整理などせず消去したり、CDに焼いたり。今日は日曜締め切りの原稿を先ほどメールで送信したため、ほっと一息。久々の余裕ある時間が持てたため、PC内の画像を捨てていたら、これが出てきた。
福島にスノーハイクしに行った時に、意外にも凍結していない猪苗代湖を前にして、ちょっとシャッターを切った、ただそれだけの写真のはずだった。
風というものは目に見えない。対象物があってはじめて風の存在が知れる。古には吹流しとか旗とか、神が宿るとされたのはこうした所以によるものなのか。ともあれ、このとき横殴りの、立っていられないほどの風が吹き荒れていて、湖もさざ波立っている。これだけ見れば、桜前線も北上し始める今頃の時期の風景に見える。
まあ失敗のような写真だけれど、春に侵蝕される冬があるように思った。イルカじゃないけど、名残(なごり)冬。去り行く冬の香が、実に名残惜しい。考えると、ボクの人生はあれもしたいこれもしたい・・・と心残りで名残惜しむことばかり。
カメラは富士フイルムのシルヴィ。F2.8、24㎜の広角で明るいレンズのフィルムカメラだ。これにポジフィルムのベルビアで撮影してみた。画像加工、補正は無し。
本館はこちらClubNature+へ
Posted by ユウ_zetterlund at 07:12│Comments(0)
│★絵そして写真に想う
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。