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2008年06月12日

バックパッキングとビビィバッグ

バックパッキングとビビィバッグ
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CLUB NATURE仮想調査室 №8
Mなキャンパーの方程式


近年、ライトウェイト化の潮流で、よく耳にするようになったのが“ビビィバッグ(ビビィサック)”です。これは見たとおりのもので、シュラフカバーがそのままシェルターに変身したようなものです。有名アウトドアショップなどでも「もうテントは不要」などという文句とともに、このビビィをしきりにアピールして、それなりに売上もあげてはいるようです。が、これは元々ビバーク用ですので、テントとは根本的に異なります(^^;;

僕が、新しいもの好きの山仲間からこれを借り受けて使用したのは、たったの2度。最初は、新島々から島々谷をたどって徳本峠を越え上高地入りしてウェストン祭に参加する際に、まだ雪の残る谷で、雪に風除けの浅い穴を掘ってそこに寝た時。2回目は北アの縦走の際。そして、北アの縦走での散々な体験を最後に使用するのが嫌になり、使用しなくなってしまいました。

ビビィは、軽くて、自然との一体感も味わえる最高の道具として、アメリカのバックパッカーの間ではわりとメジャーなシェルターですが、これを体験した僕個人の意見としては、日本にはあまり適さないのでは・・・ということです。日本の気候は北米と違って、雨が多く、登山では日に何度も、あるいは午後になると雨に降られたりすることが茶飯事です。北アの縦走の際もそうでした。

まず、夜半から雨になり、ビビィだけで寝ていたため出るに出られず、雨具をどれだけスピーディに着込むか・・・など悶々と考え続け・・・結局、外に飛び出して、横のザックから雨具を取り出し着込む間に、びしょぬれ(笑)。この日、雨天行動で目的のテント場に到着してツェルトを設営し、その中でビビィに入りました。であれば、わざわざビビィでなくとも、シュラフにシュラフカバーのほうがはるかに軽量だし、快適です。それに問題は雨天の調理。ビバークであれば調理は視野に入れずにOKですが・・・

僕個人の意見としてですが、日本の登山では、ビビィよりも、むしろICIゴア・ライトのような軽量・シングルウォールテントのほうがはるかに快適だし、さらには、ゴアを使用していないダブルウォール・・・つまりフライ方式の軽量テントのほうが前室もあり、雨天時の快適度はさらにアップします。ですので、僕は、よっぽどの目的意識がなければ、軽量なフライ方式の山岳テントを使用します。ただし、テントの代用としてではなく、ビバーク用として割り切ればビビィは重宝します。

ではテント目的としてビビィは使えないのか・・・といえば、これはNOで、雨の多い日本の場合ビビィ単体ではなくタープなどとの組み合わせがベストだと個人的に思っています。たとえば、HEX3やシャングリラなどの超軽量シェルターなど、まさにビビィの相棒にピッタリです。シェルターであるHEX3(NESTなし)のみをを設営し、その中の地面にビビィで寝る。ものすごく軽量で機能的だし、風雨・雪にも快適だし・・・これこそ軽量なHEX3(シャングリラ)などのシェルターとしての機能を如何なく発揮できる理想のスタイルのように思います。

シェルターと組み合わせて、登山ではなくバックパッキング用途に・・・そう考えると、キャンプの際はシェルター+キャンプベッド、バックパッキングの際はシェルター+ビビィで、ということになり、NESTも不要になりますし。ゴーライトはシェルターだけであれば海外通販で199ドル前後。ビビィも手ごろな価格ですし、けっこうイケるかもしれませんね。

バックパッキングとビビィバッグ

もちろん、晴れていれば、ビビィの口を開け星を眺めながら(メッシュ付きビビィの場合)寝る一夜は、開放感が抜群で、野宿してるんだなぁ、という気分も満点。ものすごく気持ちいい。HEX3+ビビィなんて・・・もしかしたら、僕はM(マゾ)系キャンパーなのかもしれないなぁ、と思う今日この頃(^^;;

【参考:こんな改良型ビビィもあります】
ARAI TENT(アライテント) ビビィーシェルター

バックパッキングとビビィバッグ

従来型のビビィザックの使いづらい点を改良した新しい「ビビィシェルター」。高さ確保で中に座れたり、荷物も入れられたり、重量も750gでテントよりも軽く、ツェルトよりも設営しやすい、とされています・・・なんだかよさそうです。たぶん、稜線の突風にも強そうです。緊急時用のツェルトをこれから買うのであれば、これを視野に入れてもいいかもしれませんね。フレームを使用しないでも機能しそうですし。
残念ながら、上記のビビィシェルターはナチュラムでは扱ってないようです。アライテント シングルツェルト
アライテント シングルツェルト

キャンプでは不要かもしれませんが、バックパッキングの際に重宝するのがビバークグッズ。ビビィとかツェルトとか。値段も安いし、超軽量でかさばらない。もしもバックパッキングするのであれば、テントの破損やビバークなど万が一に備えて準備しておいてもいいかもしれません。280グラムです。


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Posted by ユウ_zetterlund at 13:00│Comments(11)仮想調査室
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寒冷前線通過時に出会った、お隣のビバークな人【† ClubNature †】at 2008年06月13日 12:44
この記事へのコメント
テントとシェラフが一緒だからテントいらないとはならないんですね。
日本の気候というのは難しいものです。
自分の住む札幌は200万人近く住む都市では世界で一番の降雪量だということです。
世界で一番がこんな身近にある所の気候に合わせるのってむずかしいですね。
Posted by ダミアン at 2008年06月12日 13:59
マゾ系キャンパー、、、、、笑いましたぞ
たしかに登山以外のキャンプでここまでいくとM化あり~でしょうな~

小生は、ちょっぴりM化ありかも(笑
Mの方程式が気持ちよいですもんね、ぷぷ
Posted by 風 at 2008年06月12日 15:58
むむむ
M化でなくて M気?
エムっけ、です 変換がぁ~ミスったぞな
Posted by 風 at 2008年06月12日 16:00
ビビィはなんとも息苦しそう!と思ってましたが、モノポールシェルターと組み合わせれば冬は暖かーく過ごせそうですね。で、夏はタープとネストで涼しーくというのが快適なバックパッキングキャンプできそうですね♪
ツェルト、、買ったままザックの奧にしまって一度も広げたことないので、一度くらいは試しにキャンプ場で使ってみようかなーと思ってます。
Posted by kimatsu at 2008年06月12日 16:10
シンプルキャンプ。好きです。
僕もM系です^^;根性無しですからジムニーで山に入り込み、ジムベッドでは無く、ジムニーで方持ちツエルトを張ってその下でごろっと寝たいですね。
カウボーイのように酒と摘みだけでね。
Posted by ノブ at 2008年06月12日 18:44
マゾ系キャンパー(*^^)vワタシモ!
だって、時にはツェルトでキャンプするおバカなワタしです(笑)モノポールも流行の兆しだし、そろそろ時代はM系?
Posted by fumi at 2008年06月12日 19:38
★ダミアンさん★
日本の気候は高温多湿で雨が多いですからね~。特に山などはたいてい午後から雨が降りますし。だからコールマンジャパンは、日本だけの製品展開なのでしょうかね??
Posted by ユウ_zetterlundユウ_zetterlund at 2008年06月12日 21:24
★風さん★
適度でしたらいいのですが、究極を求め始めるとマゾ化します。←これは、マゾになる、という意味でのマゾ化なので、間違いではありません(笑)
Posted by ユウ_zetterlundユウ_zetterlund at 2008年06月12日 21:26
★kimatsuさん★
ビビィ単独だと、かなり厳しかったです。ツェルト、僕はけっこう好きだったりします(^^; 以前は、テント代わりにツェルト持って山に登ってました。
Posted by ユウ_zetterlundユウ_zetterlund at 2008年06月12日 21:28
★ノブさん★
お・・・M仲間ですね!うれしい、うれしい。
ツェルトは究極です(^^
Posted by ユウ_zetterlundユウ_zetterlund at 2008年06月12日 21:30
★fumiさん★
fumiさんもツェルトですか。初耳です。同じくM仲間ですね(^^;
Posted by ユウ_zetterlundユウ_zetterlund at 2008年06月12日 21:31
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