2014年09月03日
ホラの貝ゴルジュ
まるで胎内のようだ。
巨大なホールのように、幾重にもドレープした、滑らかな岩肌が周囲を囲む。その女体を思わせる、エロチックな曲線を霊性を帯びたような青い水が流れる。滝壺は白く泡立ち、轟々と流れゆく。その真っ只中に立ち尽くしていると、気が遠くなり、当初感じた威圧感など消えてしまい、たゆたうような心地よさに包まれる。
ここは、まさに胎内そのものだ、とそのとき感じた
梅雨が明け、二週間ほどは天候が安定することを、山用語で「梅雨明け十日」と言う。まさに週半ばに梅雨明けした週末のこと。思いっきり水と戯れたくて、奥秩父は西沢渓谷の東沢にでかけた。
東沢は下からしっかりと沢筋をたどれば、足も着かない深さ数メートルの釜を持つ滝がいくつもかかる。そのフィナーレにあるのが、碧き清流が流れ渦を巻く、まるで石でできたカテドラル、大聖堂のようなホラの貝ゴルジュだった・・・
つづきはこちら
Posted by ユウ_zetterlund at 14:58│Comments(0)
│【アウトドア遊び】
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。