ナチュログ管理画面 アウトドア アウトドア 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?

† シンプソン †




Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

QRコード
QRCODE
オーナーへメッセージ

2008年08月24日

白駒池キャンプ場:バックパッキング天国

白駒池キャンプ場:バックパッキング天国

キャンプの中でも、とりわけネイチャーなのは、なんと言ってもバックパッキングでのキャンプ。荷を背にし自分の二本の足で歩き移動する。たったこれだけのことで、オートキャンプと比べ物にならないほどに自然を楽しむことができるのだ。

車で移動して観光するのと、歩いて移動して観光するのとでは、移動手段が違うだけで大きな差などあまりないように思える。しかし、実際に歩いて見ると、これが雲泥の差であることに気付く。

車で移動していると、実体験は車を降りた観光ポイントのみ。しかし二本の足で歩くと、点と点を結ぶ途中の全てが実体験となる。おおげさに言えば、車移動時の風景は、居間でDVDを楽しんでいるのとさほど違いはない、と思う。

背に荷という実体。風や陽射しや地上の傾斜を一歩一歩感じながら歩くという実体。こうして歩いた自然は、観光ポイント(キャンプ場)だけの分断された実体験とは違って、その一部始終が貴重な体験となって宝物のような記憶になる。だから、大人だけでなく、ぜひ子供にはバックパッキング体験を。

こうした素晴らしいバックパッキング型キャンプは、どんどん実践者を増やしている。人気のスポットはやはり上高地。小梨平キャンプ場や徳沢キャンプ場、ちょっと足を伸ばした涸沢のテン場が人気だけれど、上高地を超えるほどの気持ちいいバックパッキングスポットはまだまだ数多い。

そのひとつが八ケ岳。八ヶ岳とは言っても、バックパッキングで登山しなければならない、というのではなくて、気持ちのいい八ヶ岳ならではの風景の中をちょっとだけ歩いて、キャンプ場にアプローチする、というもの。

本来のバックパッキングであれば、山から山をてくてくと歩くことになるわけだけれど、ここにご紹介するのは、気軽にバックパッキング的なキャンプを楽しむことのできる場所。

場所は白駒池キャンプ場。北八ヶ岳に麦草峠という気持ちのいい高原の峠がある。ここの無料駐車場に車をとめて、キャンプ場まで数十分を、ほんとうに気持ちのいい風景の中を歩いて楽しめる。つまり、なんちゃってバックパッキング。でも、これだって充分にバックパッキングが楽しめるし、何よりも今までのオートキャンプに飽き足らなかった方にとって、ものすごく素晴らしい体験になるに違いない。

麦草峠に駐車場は何箇所かあるけれど、299号線(メルヘン街道)のいちばん茅野市側のパーキングが無料だし、コース的にもおすすめ。ここからだと、これからご紹介する八ヶ岳ならではの素晴らしいバックパッキングコースが楽しめる。用意するのは八ヶ岳の登山地図(5万分の1)とトレッキングシューズ。(もちろん雨具や救急用品などの装備は必携)

白駒池キャンプ場:バックパッキング天国白駒池キャンプ場:バックパッキング天国
駐車場でトレッキングシューズに履き替えたらいよいよ出発。トイレ横に白駒池方面へのトレイルがある。ここを15分も歩くと麦草峠ヒュッテに飛び出す。ここからコースは面白くなる。最初は八ヶ岳ならではの苔生した森を堪能したら、いっきに風景が変り、まるでヨーロッパの山にでもいるかのような気持ちよく開放感満天の世界。

白駒池キャンプ場:バックパッキング天国
(クリックで拡大)

親子で楽しみながら木道を歩けば30分しないで「白駒池キャンプ場」への分岐表示が出てくる。キャンプ場まではわずか。短いトレッキングだけれど、中身は濃い。到着したキャンプ場を管理するのは青苔荘という山小屋。キャンプ場はシンプルだけれど、ものすごく美しい。樹間からは青い湖が見える日本離れした景観が堪能できる。

白駒池キャンプ場:バックパッキング天国白駒池キャンプ場:バックパッキング天国

できればこのキャンプ場に2泊して付近の丸山や高見石小屋、湿原を散策するニュウへのコースなど堪能したい。ほんとうにこれでもか、というくらいキツイ登山をせずにネイチャーランドが堪能できるんです。

白駒池キャンプ場:バックパッキング天国


もしも・・・足に自信があれば、ぜひ天狗岳(東天狗)へ。小学生程度の子供なら、なんなく踏破できるコース。白駒池のキャンプ場から片道3時間あれば到着できるし、危険な箇所はナシ。登山者も比較的多いしルート整備もされている。バックパッキングキャンプで登山デビュー・・・ぜひ。ここの秋は素晴らしいです♪
※それに天狗は知る人ぞ知るUFOの名所でもあります♪

◆白駒池キャンプ指定地◆
管理:山小屋「青苔荘」
現地:090-1423-2725(予約不可)
連絡先:0267-88-2082
料金:大人500円(子供400円)
備考:標高2100メートルで夜は寒いほど。トイレまでの距離はややあるけれど、山岳のテント場と比較すれば快適。もっと快適ならいいのに、というごく一部の意見もあるようだけれど、ここはキャンプ場というより、山のテント場として考えれば、整地されて平坦なサイト、日陰、トイレもあるし、売店も近い・・・充分以上の充実度。これ以上快適な環境はないと思う。
青苔荘HP
http://www.kitayatsugatake-seitaisou.com/

地図はこちら


ClubNatureメインはこちら





同じカテゴリー(山キャンプ)の記事画像
月山・弓張平オートキャンプ場 【1200年前の古道が通るキャンプ場】
金山山荘キャンプ場
白州観光 尾白川渓谷キャンプ場
恒例 湯の丸山と湯の丸キャンプ場
冬キャンプ
シルバーウィークに完全独占 尾瀬街道キャンプ
同じカテゴリー(山キャンプ)の記事
 月山・弓張平オートキャンプ場 【1200年前の古道が通るキャンプ場】 (2016-05-15 19:58)
 金山山荘キャンプ場 (2011-10-10 19:36)
 白州観光 尾白川渓谷キャンプ場 (2011-09-16 10:20)
 恒例 湯の丸山と湯の丸キャンプ場 (2010-06-18 12:15)
 冬キャンプ (2009-12-24 11:09)
 シルバーウィークに完全独占 尾瀬街道キャンプ (2009-09-30 11:17)

Posted by ユウ_zetterlund at 09:41│Comments(16)山キャンプ
この記事へのコメント
白駒池までは歩いていったことがあります。
こんな手軽なキャンプだったら、私にもできるかも♪
Posted by ピータン at 2008年08月24日 10:13
おぉ!まさにワタクシ向きのナイスサイトではないですか!!
来年のヒショヒショ候補地にさせていただきますw
Posted by いのうえいのうえ at 2008年08月24日 11:02
30分くらいで歩いて行けるキャンプ場
手軽でいですね~無理せず行けますね!
子供と行きたいけど・・行かないだろうなぁ~(笑)
Posted by チャイ at 2008年08月24日 11:54
来年の候補地(^^)!
Posted by monkichi88monkichi88 at 2008年08月24日 13:57
ユウさんがこんなに気持ちいいバックパッキング野営をしてる時、僕はその足元で腰がぶっ壊れるかと思う程の肉体労働に勤しんでおりました^^;
北ヤツって結構お手軽コースが有って好きです。双子池も静かだったなあ。
Posted by ノブ at 2008年08月24日 17:42
おばんでやす。 昨日から一泊で奥秩父にバックパッキングのキャンプ行ってまいりましたぞ。それも先月の超軽量ザックの記事に刺激されて手に入れたシルナイロンの超軽量ザックで!!! 結果は~~~~~超~~~~快適!! ライペンの超軽量テント、イスカの軽量マット、ユウさんのマネしてエスビットの超軽量ストーブ、チタンの軽量コッフェル~~~~で、総重量5.8Kg。すご~く、ラクチンでしたぞ!
山は軽さは正義~~って、つくずく実感なり!
Posted by 風 at 2008年08月25日 00:20
★ピータンさん★
ほんとうにお気軽・お気楽です♪
機会があったら、ぜひバックパックで白駒池まで行って、キャンプ楽しんでみてください♪
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年08月25日 09:43
★いのうえ さん★
ここ、避暑にもなりますが、秋の紅葉の季節はことのほか美しいです♪
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年08月25日 09:44
★チャイさん★
場合によっては、男いっぴき、ソロキャンプにいかがですか(^^ 
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年08月25日 09:46
★monkichi88さん★
山小屋・青苔荘がすぐ横だし、ちょっと湖畔を散策した先に白駒池の山小屋があって、そこのソフトクリームも楽しめます♪
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年08月25日 09:48
★ノブさん★
重労働のノブさんを傍目に、極楽キャンプしちゃって、恐縮です(^^;;
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年08月25日 09:53
★風さん★
GossamerのG6Whisperですか?!
僕は友人から借りて使用して魅了されてしまいました!早く自分のG6Whisperが欲しいのですが・・・お金がなくて(^^;;
うらやましい・・・・
Posted by ユウ_zetterlund at 2008年08月25日 09:57
これはですな~~背面パッドがないもんで、背中のフィッティングを整形するのが骨折りじゃもんで^^;; マットをエアーではなくて、ウレタンのコンパクトなタイプにして、それを背面にパッキングして背中のパット兼用にするのがベストと結論 中身が透けるので、防水袋で小分けパッキングしたのを入れるときれい^^ そんなに神経質にならず ごく普通に使えるザック
Posted by 風 at 2008年08月25日 15:58
★風さん★
中身スケスケー、は今愛用している軽量サブザックでも同様なので、ノープロブレムです。

これは、毎回、
パッキングに工夫が必要ですね。
慣れてしまえば、たいしたことないのでしょうけど(^^♪
Posted by ユウ at 2008年08月26日 09:36
以前は毎年蓼科へ旅行していたのでこの麦草峠は何度も走った事があるし無料の駐車場で休憩した事もあります、車で標高2000mを越えるこの峠は大好きなドライブコースでした。
しかしあの駐車場から少し歩けばもっと素敵な場所があったのですね、いつか行ってみようと思います。
Posted by 横道(チバKX56)横道(チバKX56) at 2008年08月27日 22:23
★横道さん★
さすがに標高2000を越えると、涼しいですよね。

この素晴らしい場所は、駐車場からスニーカーでも行けます。ハイヒールの女性もいました(笑)
Posted by ユウ_zetterlundユウ_zetterlund at 2008年08月27日 22:41
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
白駒池キャンプ場:バックパッキング天国
    コメント(16)