2009年02月25日
裏磐梯 銅沼(あかぬま)からの光景

これは、ここ一連の記事のエリアである裏磐梯中腹にある火口原の景観。低気圧が通過するたびに雪が降り積もり、夏であれば官能をむきだしに真っ赤に輝く銅沼(あかぬま)が、まるで嘘のように純白の覆いの下に鳴りを潜めて息を凝らしている。
ところどころの斜面から立ち昇るのは、熱気をはらんだ蒸気だ。ここは、表面は寒々としてはいるけれど未だ生きている火山。あの生き物の鼻息のような蒸気を見ていると、なぜだか嬉しくなってくる。
かりかりに凍て付いた雪原を風が吹き、その風紋が刻まれた原からは、木の梢のてっぺんだけが、光を求めて突き出していた。この足下には、いったいどいれほどのものが埋まっているのか想像もできない。
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Posted by ユウ_zetterlund at 21:57│Comments(0)
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